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  和歌山県への移住・交流支援について
和歌山県では、和歌山で田舎暮らしをお考えの都市部の方たちに「和歌山での田舎暮らし」という新しいライフスタイルを提案しています。和歌山の豊かな自然の中で生きがいを見つけてもらうとともに、農山村地域に新しい需要を生み出し、過疎化や高齢化の進む地域社会が活性化することを目的としています。
[1]子ども農山村交流プロジェクト
平成20年度から、総務省・文部科学省・農林水産省の3省が連携し、子どもの学ぶ意欲や自立心、思いやりの心、規範意識などを育み、力強い子どもの成長を支える教育活動として、小学校における農山漁村での宿泊体験活動「農山漁村におけるふるさと生活体験推進校(子ども農山漁村交流プロジェクト)」を推進しています。
和歌山県の農山漁村地域には、体験型観光「ほんまもん体験」で整備された、充実の体験メニューと安全に配慮した受入体制、そして教育旅行の受入実績があります。
これらを活かし、本県では推進本部(県庁内横断組織)、推進協議会(受入地域、市町村、県等)を設置し、安全面や衛生面に配慮した質の高い受入体制の整備を進めています。
 
[2]市町村の受け入れシステム
県内の田舎暮らしを推進する地域では、役場のワンストップ相談窓口や支援団体が定住希望者と地域の橋渡しを行っています。
 
 田舎暮らしを推進する市町村が実施する事業
・市町窓口での田舎暮らし希望者の相談等への対応
・空き家等の地域情報の収集
・定住前の短期滞在への支援
・地域情報の発信
・定住後の相談
・短期滞在型施設の設置
 
  串本町への移住・交流支援について
串本町は移住・交流推進事業を取組む市町に指定され、県のパートナーとして先進的な事業に取り組んでいます。移住・交流推進事業取組み市町では、田舎暮らしに関するワンストップパーソンを置き、地域の方々とともに、田舎暮らしに係るさまざまな支援事業や、空き家や農地などの地域情報の提供、修学旅行生の民泊による漁村交流実施など、人材の受け入れを積極的に進めています。
[1]田舎暮らしのアドバイス
串本町には、ラムサール条約登録の海で象徴される青い海と、緑なす山々、美しく澄んだ清流など、豊かな自然に囲まれた美しい田舎の風景があります。また、一見取っつきの悪そうな紀州の人々も、お付き合いしていくうちに、ちょっとシャイで人情豊かな温かい人々と言うことが分かります。
しかしながら、豊かな美しい自然は、一度牙をむくと人の力では太刀打ちできない厳しさも兼ね備えており、「勝手気ままに生活したい。」とお考えの方に田舎暮らしは不向きかも知れません。
田舎暮らしというのは、地域に根付いて溶け込み、その地域の原動力になると言うくらいの気概が必要ではないでしょうか。
 
 串本町での仕事
地元若者の都会への流出が続く現状を見ていただくと分かるように、どの町も魅力ある仕事が少なく、IUターンをされて地元企業への就職は非常に難しいものがあります。
現在、串本町へ移住・定住されている方の多くが、移住・定住をされる前から、しっかりとした調査と計画、信念を持って来られています。また、移住・定住後も地域へ溶け込もうと努力もされています。

個性と計画性のある移住・定住こそが最も大事な点だと思います。

 
 住宅・宅地・田畑の事情
移住・定住者の皆様がまず困るのが住む家です。田舎の特徴でもありますが「土地や空き家はあるが貸してくれる土地・家はない。」と言うのが現実で、町の中心部には貸し家、アパート、貸し部屋はありますが、それ以外の地区になると前記したとおりです。また、宅地や田畑も同じです。
都会でも同じですが、突然やって来た見知らぬ人に、土地など売ったり貸したりしてくれるわけもなく、不動産屋さんを介した物件は別として、簡単に見つかるものではありません。
まずは、事前に何度も足を運び、下調べをかねて探すうちに、顔も覚えてもらえ、親しく話す内に気心も知れて、誠意と熱意、信用が田舎では重要で、結果良い話が出てくるものと思います。

 
 人付き合い
都会ではよくある「隣の人のことはよく知らない。」と言うことは田舎ではあり得ません。良きに付け悪しきに付け人付き合いの濃度は高く、人とのお付き合いを拒まれる方や関わりを持ちたくない方には向いていません。特に農林水産業は共同作業が多く、みんなで助け合ってきた意識が今でも強く残っています。

一斉清掃や区民会、お祭りなど地域の行事に積極的に参加することが成功の秘訣の一つかと思います。

 
 串本町相談窓口
都会では味わえない、自然豊かな魅力一杯の和歌山県、そして串本町で快適な田舎暮らしと夢を実現していただけるよう、住居や土地などのご相談、ご紹介などアドバイスを含め、串本町役場内に相談窓口を設け、皆様のお越しをお待ちいたしております。
相談窓口:
串本町役場産業課    電話:0735−62−0558
 
[2]串本町独自の定住支援制度
串本町では次のような独自の定住支援制度があります。
※本制度は掲載時のもので、掲載内容には条件のついているものや、支給までに時間を要する場合もあります。詳しくは串本町役場にお問い合わせください。
 
 結 婚・出 産
・結婚祝い金
町民であり婚姻後も町内に居住し、町税等において滞納がない者。
婚姻届を提出した夫婦に対し、その結婚を奨励祝福し、1組につき5万円を支給する。
・出産祝い金

出生まで引き続き6ヶ月以上かつ出生後も本町に居住意志のある者。
第3子・・・10万円。第4子以降・・・30万円。第3子以降の保育料・・・無料または助成。
・子ども医療助成制度
町内に住所があり、健康保険に加入している子ども(中学卒業時まで)を対象に保険適用分の医療費を助成する制度。

 
 産業振興
・鳥獣害対策
事業費の1/2以内(最高10万円)を補助する。ただし材料費のみ。
・遊休農地対策
農業経営基盤強化促進事業を通じて、賃借権及び使用貸借により権利設定し、耕作が放棄され、荒廃した3アール以上の農地で一般作物を耕作する場合、1アール当たり20,000円を交付する。
 
[3]短期滞在型施設の設置
串本町では将来定住を希望される方の情報収集や農林水産業の体験または定住の手続き等のために、短期滞在型施設をご利用いただきたいと考えています。
なお、初めて施設をご利用いただくには、和歌山県ふるさと定住センターの事業もしくは講座を受講していただく必要があります。
詳細に付きましては、ご利用の手引きをご確認下さい。
 
 短期滞在型施設の場所等
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